最近、夏風邪が流行っているようです。じつは私もここ10日間ほど、夏風邪に苦しめられています。
当初は発熱や頭痛を伴うものでしたが、長引くうちに、どうやら副鼻腔炎がひどくなってしまったようです。
というわけで、先日、これまでかかっていた内科ではなく、耳鼻科に行きました。幸運なことに花粉症ではない私、よく考えてみると、耳鼻科に行くのは実に5年ぶりでした。その当時まだ開業したばかりの、私からすると相当若い女医先生は、今でもお若いですが、地域の患者さんからの信頼も厚い立派な先生になっておられ、スキルも高く、安心して診ていただくことができました。
耳鼻科の、あの細い管での吸引、怖いですよね。子供は見ただけでぎゃあぎゃあ泣いていますよね。あれをとてもソフトに注意深く使い、かなり手ごわい鼻汁を(汚くて申し訳ありません)、それはそれは丁寧丁寧に、余すところなくきれいに、取り除いてくださいました。そして、これまで他院で処方されたお薬をじっくり吟味して、今考えられる、最良のお薬を処方していただきました。しっかり問題解決。プロの仕事ですね。
しかし、プロとしての、その確実丁寧な診察、処方にはとても満足した私ですが、何か物足りない。頭では十分満足し、「またこの先生にお願いしたい」と思っているにもかかわらず、何だか気持ちが乗らない…。また行きたいかというと、それはわからない…。何なんだ、この気持ちは。夕方診ていただいてから、ずっとひっかかっていたのですが、夜になってようやくわかりました。「こんなにひどい鼻汁で、大変でしたね。さぞかし、お辛かったでしょうね」そう言ってねぎらってほしかったんだ。
対人業務は、これがとても大事なのですね。問題解決のためには、スキルや知識、情報など、技術がとても大切なことであることは言うまでもない。だけど、決め手になるのは、共感性。信頼関係構築力ですね。営業でも、次のお仕事がもらえるかどうかは、これにかかっていると言っても過言ではないのです。「受容、共感して、言葉にして返す」そのことによって、相手の懐に入り、心を掴む。とても大切なことです。
私たちキャリアコンサルタントは、まず始めに、それが一番大切な、基本中の基本として、かなりの時間をその練習に費やします。まずは、相手の状況や気持ちを十分に理解し、受容し、共感すること。共感して、それを言葉で相手に伝えること。そして、相手の立場に立って、何ができるかを考えること。それが大切。
まさに、将来AIが活躍する時代が到来しても、人間らしさとして必要とされるスキルと言えそうですね。プロとして一歩先を目指すために、まずは「受容・共感、言葉にして返し、しっかりと関係構築をすること」を心がけたいものです。

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